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『グーグルに勝つ広告モデル』

グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書)

グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書)


ネットとメディアの「いまとこれから」がとてもよくまとまった良書。
コンサル出身の著者だけに、ロジカルで理解しやすい。

アテンションの有限性からはじまって、
コンテンツ産業の根底は「過去のコンテンツとの戦い」と定義。

いままでは「現在>過去」という力関係だったが、
googleをはじめとした「netのあちら側」の技術によって
「過去コンテンツ」の検索性があがり、レコメンドによって機会も高まる。

なんて話があったとおもえば
有限性を打ち破るために「戦いのルールを変える」重要性について
織田信長の「恩賞としての土地から茶器へのルール変更」がでてきたり。

ネットに興味があるなしにかかわらず、
メディアに関わる方には闘うヒントが満載かと。

詳しいレビューはこちらをどうぞ↓
■[R30]: 書評『グーグルに勝つ広告モデル』
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2008/05/post_7c46.html

自戒の意味をこめて
「はじめに」の最後に引用されている言葉を

世を長閑に思ひて打ち怠りつつ、
先づ、差し当たりたる、
目の前の事にのみ紛れて、月日を送れば、
事々成す事なくして、
身は老いぬ。
兼好法師徒然草

もっともっと足掻かなければ!