『ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で』
[映画]『ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で』
やっと観に行けました。
『ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で』。
■映画公式web
http://henry-darger.com/
小さい頃に両親を失い、
発達障害と間違われて施設に入れられ、
孤独なままで人生を送った老人が
亡くなったあとに、
部屋から発見された一万数千ページの物語と挿絵。
以前からアウトサイダーアートに興味があり
ダーガーの絵を画集やネットで見てきましたが、
アニメ化された物語の概要が圧巻でした。
たった一人で
誰に見せるという目的もなく
コツコツ、コツコツ
自由になる時間の全てを注ぎ込んで、
頭の中にあるイメージを外に出す事だけに集中して
様々な技法を 自分で考え出して
あまりの美しさに 泣けてきました。
(ちいさな映画館で客は二人きりだったので 怖がらせたかなあ)
老人の部屋に入って作品を「発見」した大家の言葉
「テレビやラジオの無い部屋で、
家族や友人もいないからこそ
こんなすごいものをつくれるのだろう」
自分にはそこまでは重いです。